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<ルール> 【現役選手限定ドラフト】投手は先発3人・中継ぎ2人、抑え1人 ○指名順は参加表明時の時間下2ケタが若い順 (トリorコテ付きで先着6名まで) ○持ち時間は5分(最後の指名から5分経過すると飛ばされる) ※NPB日本人選手(MLB選手無し)+外人選手1名のみ(5巡目から指名可) <参加表明球団(指名順)> 1. 多田野アッーズ 2. 超たこやきぃず 3. オーシャンズ 4. NEET 5. ヤングス 6. 島村ファッションズ <指名選手表> 188 :定時制ボーイ ◆YG7mmTeIjI :2006/10/11(水) 15 35 17.09 ID FpI40K+2 1.多田野 1松坂 .2和田毅.3岩村.4西岡.5和田一.6岩瀬.7荒木.8谷繁.9福浦.10赤星.11ダルビッシュ.12加藤.13岡島.14村松.15.中島 2.超たこ 1斉藤和.2藤川.3吉村.4SHINJO.5川崎.6李承燁.7濱中.8森野.9高須.10馬原.11八木.12相川.13山崎.14.井川15.豊田 3.オーシャン 1金本 .2前田.3小久保.4古田.5宮本.6石井琢.7山本昌.8緒方.9高津.10佐々岡.11下柳.12清原.13江藤.14工藤.15.小宮山 4.NEET 1福留 .2小笠原.3青木.4新井.5片岡易.6稲葉.7ウッズ.8矢野.9井端.10MICHEAL.11涌井.12内海.13渡辺.14藤岡.15.藤田 5.ヤング 1川上 .2田中賢.3大村.4谷.5武田久.6小林雅.7シーツ.8高橋由.9村田.10多村.11福原.12金子.13木佐貫.14里崎.15.江草 6.しまむら 1黒田. 2松中.3上原.4阿部.5A・カブレラ.6永川.7鉄平.8二岡.9林昌範.10林昌樹.11森本.12嶋.13今江.14福地.15桑田 皆さんドラフト乙かれさまでした <各チームオーダー> 194 :多田野アッーズ ◆Qn19ZcfVLQ :2006/10/11(水) 15 41 12.26 ID EnIXUrVI オーダー 1 遊 西岡 2 二 荒木 3 一 福浦 4 左 和田一 5 三 岩村 6 指 中島 7 右 村松 8 捕 谷繁 9 中 赤星 (先発)松坂、和田毅、ダルビッシュ (中継ぎ)加藤、岡島 (抑え)岩瀬 ジグザグ打線☆ 187 :超たこやきぃず :2006/10/11(水) 15 34 56.23 ID PD3EfzTg 超たこやきぃず:オーダー (自己評→自分の思った通りのオーダーを組めました。満足です) 1 遊 川崎 (ソ) 2 二 高須 (楽) 3 左 吉村 (横) 4 一 李承燁 (巨) 5 右 濱中 (神) 6 指 山崎武 (楽) 7 三 森野 (中) 8 中 SHINJO(日) 9 捕 相川 (横) 先発:斎藤和(ソ)・井川(神)・八木(日) 中継ぎ:藤川(神)・豊田(巨) 抑え:馬原(ソ) 195 :おっさんず :2006/10/11(水) 15 41 51.46 ID sNwJkEpW(オーシャンズ) 1遊 石井琢(大洋) 2中 緒方(広島) 3右 前田智(広島) 4三 江藤(広島) 5左 金本(広島) 6一 清原(西武) 7指 小久保(ダイエー) 8二 宮本(ヤクルト) 9捕 古田(ヤクルト) 先発 佐々岡(広島)山本昌(中日)工藤(西武) 中継 下柳(ダイエー)小宮山(ロッテ) 抑え 高津(ヤクルト) 強いと思うんです、マジで 191 :NEET ◆NEETernoG2 :2006/10/11(水) 15 37 03.80 ID wpB1zZ2e 1(中)青木 2(二)片岡 3(右)福留 4(指)ウッズ 5(三)小笠原 6(一)新井 7(左)稲葉 8(捕)矢野 9(遊)井端 先発 涌井 内海 俊介 中継ぎ 藤岡 藤田 抑え MICHEAL 193 :ヤングス ◆YGscores/I :2006/10/11(水) 15 40 31.30 ID Q8S5WvOw 1 中 大村 (ソ) 2 二 田中賢(日) 3 一 シーツ (阪) 4 指 多村 (横) 5 右 高橋由(巨) 6 三 村田 (横) 7 捕 里崎 (ロ) 8 左 谷 (オ) 9 遊 金子 (日) 先発:川上(中)・福原(阪)・木佐貫(巨) 中継:武田久(日)・江草(阪) 抑え:小林雅(ロ) 192 :島村ファッションズ:2006/10/11(水) 15 38 09.28 ID IHb9kNRL 1 左 鉄平 (楽) 2 二 福地 (西) 3 遊 二岡 (巨) 4 指 Aカブレラ (西) 5 一 松中 (ソ) 6 捕 阿部 (巨) 7 中 森本 (日) 8 三 今江 (ロ) 9 右 嶋 (広) 先発:黒田(広) 上原(巨) 桑田(巨) 中継:林昌範(巨) 林昌樹(広) 抑え:永川(広) ―了― もしよろしければこれよし下に批評をお願いします。 ↓批評コーナー
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神無月の巫女 エロ総合投下もの ちび千歌音ちゃん(ちび姫子ちゃんの続き) ちび千歌音ちゃん… トントン。 ある日姫子の部屋に遊びに来た千歌音ちゃん。 姫子は快く部屋に招きいれた。 「姫子お姉さん、これ読んで」 そう言って持ってきていたのは絵本の『かぐや姫』だった。 「うん、いいよ。じゃあこっちに来て」 手招きしベッドに腰掛け自分の膝をぽんぽんと叩いた。 千歌音は嬉しそうに姫子に近づき、抱っこしてもらってその膝に座る。 姫子は後ろから千歌音を抱えながら本を開き「昔々あるところに…」と読み始めた。 「…そしてかぐや姫は月へと去っていってしまいました。はい、おしまい」 本を読み終えぱたんと閉じた。 すると千歌音はう~~んと首を捻った。 「どうしたの?」 「どれくらいキレイだったのかしら?かぐや姫って」 幼いながらに絵本の中の『この世のものとは思えないほど美しくなった娘』のフレーズが気になったらしい。 「千歌音ちゃんとっても綺麗だからかぐや姫みたいに綺麗になると思うよ」 微笑んで将来間違いなく美人になる月の似合う小さな背中に言うと、くるっと勢いよく千歌音が振り返った。 「いやっ!」 「え?」 「私かぐや姫になんてなりたくない!」 「え?え?ど、どうしたの千歌音ちゃん?」 目に涙を浮かべ言う千歌音にどうしていいのか分からずオロオロとうろたえる。 「だって、私は姫子お姉さんとずっと一緒にいたいんだもん!」 かぐや姫は最後に月へと帰ってしまうから、かぐや姫になんかなりたくない。 千歌音のその言葉に姫子は心打たれた。 しかし言ってしまった当の千歌音はしまったとばかりにかあ~っと顔が赤くなる。 「ご、ごめんなさい…!」と早口に言い姫子の膝から慌てて降りた。 そのまま逃げようとするがその手を姫子にパッと掴まり固まる。 ほんの少しの沈黙。 「こっち向いて、千歌音ちゃん」 とてもとても優しい声。 ドキドキしながらぎこちなく振り返ると、姫子は床に膝を着いて笑顔で泣いていた。 「ありがとう、千歌音ちゃん。私すっごく嬉しいよ」 少し驚いている小さな体をぎゅっと抱き締める、暖かな頬と頬を合わせた。 「私達は、ずっとずっと一緒だよ」 -- 「千歌音ちゃん、入ってもいい?」 ドアの向こうから聞こえた姫子の声。 ベッドに腰掛けていた千歌音は「どうぞ」と声をかけるとドアノブが捻り姫子が入ってきた。 「卒業おめでとう、姫子」 笑顔で迎える千歌音。今日何度目かのお祝いの言葉に姫子は嬉しそうに笑う。 今日は中学の卒業式だった。 めでたく乙橘学園の進学も決まっており春から姫子は高校生になる。 「千歌音ちゃん。あの約束覚えてる…?」 千歌音の傍までいき、頬を染め口元に手をあて遠慮がちに尋ねる。 その姫子の垢抜けない仕草にくすっと千歌音は笑ってしまう。 「ええ、覚えてるわよ」 そう言って立ち上がり、更に一歩姫子に近づく。 鼻を掠める薔薇の香りに姫子はドキッとしてつい俯いてしまった。 しかし千歌音はその俯いた姫子の顎にそっと手を添え自分の方へと向かす。 「怖い?」 千歌音の問いに顔を真っ赤に染めた姫子は首を左右に振り笑った。 「姫子…」 「ん…」 そのまま重ねあわされた唇。 腰も抱き寄せられ更に体は密着し、ほんの少しだけ開いた姫子の口の隙間から千歌音の舌がすっと入ってくる。 熱い吐息を漏らし、絡みあう舌と舌。 子供のキスじゃなくて、大人のキス。 体中が痺れる様な情熱なキスから一度口を離すと光の糸が2人を繋いだ。 「私ね、ずっとこの日を待ってたの…」 潤んだ唇に千歌音に支えられながら夢見心地の姫子の顔。 「私もよ。ずっと姫子が大きくなるのを待ってたわ」 愛しげに前髪を指で掻き分け姫子の顔を良く見る。 以前千歌音に抱いてほしいと迫った事があった姫子。その時は「まだ姫子には早い」と断られてしまっていた。 「子ども扱いしないで」と駄々を捏ねたが千歌音は「姫子が中学を卒業したら」と前々から決めていたらしく、大人しくその日は必ずくるその日を待とうと指きりげんまんした。 そして迎えた今日、ゆっくりとベッドに押し倒され、自分の体の上に千歌音が覆い被さる。 期待と少しの不安に姫子の胸が高鳴る。 「電気、いらないわね…」 パチっと照明が落ちる音がし、服に手を掛けられ姫子は微笑みながら目を閉じた。 -- 前にあったテディベアーシリーズ 「ん……」 カーテンの隙間から差し込む朝日にふと目が覚めた姫子。 広いベットの上、すっと手を伸ばすが隣にいるはずの思い人はそこにはいない。 「もう行っちゃったんだ…」 目を開き、もぬけの殻になった隣の枕を見ながら少し淋しげに言う。 『ごめんなさい、明日は朝早くに出なきゃいけないの』 昨晩申し訳なさそうに言った千歌音の言葉。 姫宮家の公務に追われる毎日、ここのところ多忙な日が続いていた。 それでも姫子は少しでも千歌音と一緒にいたくて一緒のベッドで眠りたかった。 我侭なお願いだと思ったけど、千歌音は嫌な顔せず笑ってそれを受け入れてくれて…。 でも眠る姫子を起こすまいと、そっとベッドから抜け出し出て行ってしまったに違いない。 「本当は起こしてもらいたかったんだけどな…」 ぽつりと呟き、シーツを手繰り寄せて体を起こそうとした。 すると、ころころと何かがシーツの中で絡まっている。 「あれ…?」 何だろうと胸元を押さえながら起き上がり、シーツの中に手をいれ丸っこい物を掴み取り出した。 「わあ、可愛い…っ」 茶色い肌触りの良い毛に覆われた姫子好みのテディベアーだった。 よく見ると首輪のところに紙が差し込まれており、取って読んでみると『今夜は早く帰るからね』と千歌音の字で書かれていた。 嬉しくてぼふっとベッドに倒れこみぎゅっとテディベアーを抱き締めると、微かに千歌音の匂いがする。 「待ってるからね、千歌音ちゃん」 ちゅっとテディベアーに口付け、千歌音の残り香を感じながら目を閉じた。 うん、特に意味はない 姫子をちびにさせれば良かったと少し後悔 ちっちゃい千歌音ちゃん ある日曜日の日の事。 姫子は体が小さくなってしまった千歌音と共に姫宮邸の庭を散歩していた。 姫子は久々に千歌音と遊べるのが嬉しいのか、いつもより足取りが軽い。 その足に追い付こうと必死に千歌音は歩くが、遂に小石に躓いてその場にべちっと転んでしまった。 「ち、千歌音ちゃん!大丈夫!?」 ごめんね、ちょっと早かったね、と姫子は誤りながら千歌音を抱き起こすと千歌音はその瞳を僅かに潤ませながらも健気に「大丈夫だよ」と笑う。 しかしその膝からは血が滲んでいた。 「大丈夫じゃないよ。血、出てる」 そう言いながら姫子はスッと傷口に唇を寄せ、ぺろりとそこを舐め上げた。 「ひゃっ!」 その感触にびっくりしたのか、千歌音はびくりと体を跳ねさせる。 「や…っ、姫子、くすぐった…ッ!」 「じっとしてて」 千歌音は姫子の肩に手をかけ引き剥がそうとするが、子供の力が大人の力に勝てる訳もないく千歌音は姫子のされるがままになっていた。 やがて姫子がその唇を離し、にっこりと笑う。 「うん、消毒終わり。じゃぁ屋敷に戻って絆創膏貼ろ?」 「……」 「千歌音ちゃん?」 「…っ、ふぇ…っ」 じわりと千歌音の瞳に涙が浮かぶ。 「え?」 「ふぇぇえん!姫子のばかぁああ!」 「ど、どうしたの!?やっぱりどこか痛いの!?」 それから一時間弱、姫宮邸の庭にて泣きじゃくっている千歌音とどうしたらいいか分からずオロオロしている姫子であった。 姫子さん、犯罪です。
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2012年6月発売・予約開始フィギュア 6月30日 ToHeart2 サムライはるみ、figma P4 里中千枝など発売 6月29日 Fate/Zero セイバー セイバー・モータード・キュイラッシェなど発売 6月28日 1/7 サムライ(刀子)、ねんどろいど バルクホルンなど予約開始 6月27日 タマ姉でらっくす、P.O.Pベックマン発売 6月26日 ねんどろニャル子・ZEROセイバー、figma火憐 予約開始 6月25日 アイマスねんぷちステージ02、IS ぷちっ娘予約開始 6月24日 RAH初号機、ライダーアギト グランドフォーム、009など予約開始 6月23日 MG 1/8 ワイルドタイガー、ブラック・ロータスなど発売 6月22日 H.O.O.K.DX しらほし姫、RIO bone 麻倉葉 甲縛式O.S白鵠など予約開始 6月21日 放課後のプレアデス すばる、ねんどろリリィ(再販)など予約開始 6月20日 アルター柳生義仙、ブラック・ウィドウなど予約開始 6月19日 1/8プリンセス・オブ・ザ・クリスタル、ねんどろ茉莉香など予約開始 6月17日 一騎当千 馬超孟起 お祭りver.発売 6月16日 すーぱーそに子 水着グラビアver.、アルターパンティなど発売 6月15日 figma 黒雪姫 学内アバターver.、ねんどろいど P4 クマなど予約開始 6月14日 Waveセイバーオルタ、ねんぷち LINKIN PARK setなど予約開始 6月13日 C3 -シーキューブ- フィア シーツの上でギリギリフィギュア予約開始 6月12日 figmaリンク、ブラック・マジシャン・ガール再販予約開始 6月11日 P.O.Pオフィシャルガイドブック POPs! フィギュア付き限定版 予約開始 6月10日 キューティーフィギュアマスコット 魔法少女まどか☆マギカ発売 6月9日 Q-six 舞FAVORITE 一条 舞 水着ver.予約開始 6月8日 グッスマ1/8 アルティメットまどか、マリ プラグスーツstyleなど予約開始 6月7日 ハイプリエステス星奈などメガハウス新作予約開始 6月6日 アルター 一方通行、 1/6バットポッドなど予約開始 6月5日 グッスマ se・きらら 志津野泉など予約開始 6月4日 超像Art スーパーサイヤ人 孫悟空 Ver.2 再販予約開始 6月2日 アルター 高町なのは -Summer holiday- 発売 6月1日 figmaブラック・ロータス、バニーシャル、バンダイ新作など予約開始
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789 EVANGELINE sage 03/10/03 10 50 ID ePEkykzS ほんの少し朝の気配は混じっていても、まだ、夜と呼ばれる時刻。 空間に、機能的な意味での『無駄遣い』が許された時代に建てられた、欧風建築女子寮で。 天井の深さに見合う背の高い両開き窓から、エヴァはぼんやりと窓外を見ていた。 だぶだぶのバスローブを床に擦りつつ、そこから出した手が触れる硝子の冷たい心地よさを感じながら、 傍らのベッドに目を転じれば、鼾かいた男が枕を抱いて布団をはだけ、涎まで垂らしていて。 うすく苦笑しながら再び窓の景色に目を戻す。 針葉樹まばらな冬の校庭。 広い敷地に数々の巨大建築物を望む全景に、広がる曇天が黒々と明日の空模様を予感させ、 侘しい茶薄緑の枯れ芝絨毯には雪の名残が白く斑を描いている。 ぱちぱちと暖炉で爆ぜる薪に温められた部屋にいては失念しがちな、その寒々とした冬景色は。 この部屋を、温もりを、失った自分が歩まねばならない、世界そのものにも見えた。 「……どうした。」 声に、真祖の暗視に紅い眼を無意識に切り替えながら振り返ると。 いつの間に起きたのか、男が横たわったまま肘をついてこちらを見ている。 「別に……」 口を開いてその時、気付く、自分が泣いていたことに。 ごしごしと、幼子のように手の甲で涙を拭い鼻を啜る音に、男の大あくびが重なった。 「……なんでもない。」 少し考えたくらいで、そううまい言い訳を思いつくわけもない。 結局、返した返事はそんなものだった。 けれど、状況証拠と違いすぎる答にも、男は何も言わない。 ただ、ぐいと手を引き、エヴァを褥に連れ戻す。 「っ」 ローブが翻り、起伏の少ない肢体がさらけ出されたと思った次の瞬間 エヴァは、男の腕の中に還っていた。 世界で、一番安心できる場所へ。 「……はなせ」 声が震えた。今更だった。自分でもわかってた。 けれどこれは、本心でもある。 これ以上この男に依存するのは『嫌』というより『恐い』。 最後に人を愛してから、何十年経ったろう? 喪って、ほんとうはあまりに弱い自分を繕えるようになるまで、何十年を費やしたのだったか? ……忘れてしまった。 忘れることで、強くなったのだから。 「……っ」 キス、されるだけで全てが溶ける。 何度も生まれて、殺される想い。 こうされる時だけ、素直に抱き締める想い。 この男が好きで。 愛してるということ。 ずっと……ずっと一緒に居て欲しいということ。 ちいさく、白い、綺麗な歯並びを男の舌がねぶり。 絡み合う唇同士が互いの声を押し殺し、微かに湿った音だけが響く。 この男も今、自分に夢中でいてくれる。 そう、強く願いながら。 見上げる角度をさらに水平にとると、肩がけしたローブがしゅる、と落ちた。 「……ぁ……っ」 透明な糸を引いてはなれると、暖かい筈の部屋を凍えるように寒くすら感じ、反射的に縋りつく。 せめて、惨めにも気持ちを隠せない顔だけでも見せたくなくて、男の胸に顔を埋めると 大好きな、汗のにおいがした。 ……この男が負けるところ、死ぬところを想像できたことはない。 だが、いつまでも共に在れると、そう思えたこともなかった。 せめてそれに確信が持てれば、いかようにも『可愛い女』になれるのに。 「エヴァ」 僅かに苦痛の滲む声に呼ばわれて我に返ると、抱きついた背中に強く爪を食い込ませていて。 「すまぬ」とだけ言い、手を緩める。 と、それを待っていたかのように押し倒され。 その拍子に一瞬見えた男の表情。 それは、どこか火急の治療を施す医者に似ていた。 (……この男の、自分に対する気持ちは、結局そういった類のものなのだ) 『わかってはいた』けれど、それは……辛い。 暖炉の火の赤に照らされ、闇紺とグラデーションを描く天井が、涙に滲んだ。 仰向けになって無いも同然の胸をまず吸われ。 桜色のちいさな乳首、優しく、痛く、甘噛みされて 肘を高く掲げた男の右手が産毛しかないそこに触れ、びくり、と反る背をおさえられない。 「ぁっ……はぁっ……」 荒れる息、愛しい人の手管であれば、拙くてすら閃熱の悦び。 なのに、男の技術はそれに輪をかける。 限りなく繊細なタッチに犯罪めいた絵図をオブラートされて、幾許か許しただけで。 溢れた蜜が漏らしたようにシーツを湿らす。 ……哀しい。 こんなにも愛しているのに、男は自分を一途には愛してくれない。 こんなにも切ないのに、男から離れるなんて及びもつかない。 体だけでもいい、本当に求めてくれたら…… ……けれど、そんな思考さえも、限界が近付いていた。 男の『対処』はいつも正しい。 精神の痛みより、肉の悦びが勝りだしていたのだ。 花芯すらいじりだした愛撫に、染まりはじめた頬と。 意味を変えはじめた潤んだ瞳。 やがて、いい加減我慢出来なくなった頃に見下ろしたエヴァの目が 丁度手を休め、胸から顔を上げた男のそれと合う。 表情が、微かに悪戯っ子の風情を見せていて。 くだらぬとわかっている意地が、むくむくと頭を上げた。 『絶対に、おねだりなんかしたくない。』 ふい、と顔をそらす、と、男が笑うような気配。 一拍の間の後、新たな刺激が大事なところに沸く。 慌ててそこにやった両手が男の頭髪を掴んだ。 「……ぅあっ!」 時既に遅く、足首を持ち上げられて全てを見られてしまい、勿論それだけでは終わらない。 侵入してくる粘膜に、男の舌先が伸びて身体の芯まで貫かれたような錯覚さえ覚える。 ぞくぞくと蝕まれる動きを一ミリも逃すまいと。 意識と無意識の間で、ふるえるほどのそれに身動き一つとらない。 「あっ……ぅあっ……あぁあっ……」 喉をみせつけるようにのけぞりながら。 いつからか男の頭を抑える手には、そこから離すまいと方向を変えた力が篭り。 元々形だけの抵抗は脆くも崩れ去る。 「やだっ……ぁ……そこ……あぁっ……ちが……ぃっ……いい……」 腰が動き出していた、不動より気持ちいいリズム、律動。 みっともなく持ち上がって、ゆるゆると上下するお尻。 きもちよくてきもちよくて…… 一度目の絶頂を迎えるために高い位置をキープしたそれがぶるぶると痙攣した後。 とさりとシーツに落ちた腰のはずみで、溜まっていた涙が、零れた。 「……はぁっ……はぁ……」 荒く息を吐きながら、瞼を静かに閉じて。 「入れるぞ」 効かない視界に、男の音源が少しだけ近く聞こえる。 相手の顔が見えないと、妙な意地を張る気も失せるのか。 無言のままこくりと頷いて、半拍の覚悟、後 「んっ……」 かなりきついそこに、男のものがこじ入れられて。 痛々しいくらいに広がるものの、やがて全てを受け入れる。 「はっ……ぁ……」 止めていた息をじわり、と吐くと。 男も慣らすように待つ。 いたわるような、探るような秒。 「……いいぞ」 眉根を微妙に寄せたままで出した許可に、躊躇なく男が動きだした。 「っあ……っ!……あぁっ!……っ!」 鋭くは無くても、ごりごりした鈍痛が走る。 狭く、浅い、秘所。 未発達な壁をなぎ倒すように腰をつかう男を迎えて、ただただ痛みに耐えているようにも見えたけれど。 本当は違うことを、二人だけは知っていた。 幾許かの出し入れが経過した頃、食い千切られそうな締め付けが、ふわり、と緩む。 「ぁっ……」 同時に、今までにない鼻声がエヴァから洩れて。 スイッチが、入る。 気遣うようにしていた男が、挿入の段階を荒々しく上げて。 痛みにしかめられていたエヴァの表情が耐える対象を快感に代えはじめる。 正常位で繋がった場所からは、にちゅにちゅという粘着音と共に、混じり合った先走りと愛液が飛沫き。 子宮口にすら先端を届かせながら、シーツを握るエヴァの両肩はいかるように首を埋めた。 「はっ……あぁあっ!……あっ!……ぅあぁっ!!」 両手でエヴァの腰を抱えた男の速さが徐々に上がり、エヴァの顔が切羽詰った呼吸で上下する。 互いの頂点が重なる予感に心震わせながら 「……かにっ……なかにだしてっ……!」 息も絶え絶えにそれだけを言う。 どこか澄んだ表情で男が頷くとほぼ同時に、まずエヴァが二度目の絶頂に淫窟をわななかせ、 誘うようなそれに自身をシンクロさせた男のものも、深奥にたたきつけるように放つ。 どくん、どくん、と脈打ち終わって、ようやく解かれた緊張に。 覆い被さるように、男がエヴァを抱き締めた。 そのままごろりと横向きに転がり、拍子に男のものが抜ける感触にぞくりとしたものを感じながら。 腕ごと拘束されるように手を回されて少しだけもぞもぞと抵抗する。 やがて男に解放の意思がないとわかる頃に 「……お前の子なら……産んでもいい」 ぼそり、と。 ありったけの勇気で言った。 ……諾はおろか、拒否の気配さえ無い反応に、男の腕の中から恐る恐る見上げると。 静かな寝顔が待っていて。 呆気にとられて……安堵、の次に、腹を立て。 丁度、顔の横にあった二の腕に噛みついた。 ……血も吸わない、ただの甘噛みになってしまったけれど。
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―皐月の頃 その4― 【5月6日 立夏】 僅かに開いたカーテンの隙間を縫って、眩い光が、暗がりを割って射し込んでくる。 それは太陽の移動と共に位置を変え…… 今や、ベッドで寝息を立てていた翠星石の横顔を炙っていた。 ジリジリと日焼ける頬が熱を帯びて、とても暑い。 今日は立夏。暦の上では夏に入る。いわば季節の変わり目だった。 「…………んぁ? もう、朝……ですぅ?」 重い瞼を、しょぼしょぼと瞬かせ、起き上がった翠星石は、 隣に誰かの気配を感じて、ぎょっと眼を見開いた。 なんと! 自分が寝ていたシングルベッドに、もう一人いるではないか。 その人物は窮屈そうに縮こまって、いかにも寝苦しそうに、眉間に皺を寄せていた。 「み……みみ、み……みっちゃんっ?! どうして私のベッドに、みっちゃんが居るですかぁっ!」 おまけに、よく見れば翠星石は、一糸纏わぬ姿だった。 「ひえぇっ……ここ、これはっ! どうして、こんな格好してるです?!」 冗談ではない。翠星石は、みっちゃんからシーツを引ったくり、胸元に掻き寄せた。 昨夜、ナニが有った? それこそ躍起になって思い出そうとした。 瞼を閉じ、額に指を当てて、記憶を辿っていく。 「ええっと……ホテルに戻ってひと眠りして、午後八時くらいに目が覚めたです。 ビュッフェに向かう途中で、みっちゃんと出会って食事に――」 行ってから、どうしたんだっけ? 脳内で再生される回想シーンは、そこで一旦、不鮮明になった。 あの時は、蒼星石のコトばかり考えて、上の空だった。 みっちゃんの話も半分は聞き流していたから、記憶も曖昧なのだろう。 食事中に交わした会話の内容を思い出すのに、かなりの時間を要した。 「……そうそう。あの後、最上階のバーで、一緒に酒を飲んだですよ。 ああ……思い出せてよかったですぅ。 一瞬、健忘症になっちまったかと、本気で心配しちまったですぅ」 ――と、暢気に呟いたはいいが、ふと由々しき事態であることを思い出して、 翠星石は全身を桜色に染めて恥じらった。 「夕食に付き合って、酒ときたら、その後は部屋に連れ込まれて……」 にゃんにゃん 「だああぁ――――っ!! もう、お嫁に行けねぇですぅ!」 両手でアタマを抱えて悶絶寸前の翠星石の喧しさに、 隣で寝ていたみっちゃんが、煩わしそうに呻き声を上げた。 「……んもぅ。なぁによぉ、朝っぱらからギャーギャー、うっさいわねえ」 みっちゃんは、シーツの痕がくっきりと残る頬を掌でさすりさすり…… 眠たげな眼を翠星石に向けた。 眼鏡を掛けていないので、ヤケに瞳が小さく見える。 低血圧なのかボケボケとしていて、普段の怜悧な面影は、片鱗も見出せなかった。 だが、翠星石はお構いなしに、みっちゃんの胸倉に掴みかかって、 ガクガクと前後に揺さぶり始める。 「どうしたも、こうしたもねぇですっ! 責任取れですぅ!」 「あがががが……ちょ……待っ……苦し……」 「責任が取れねぇと言うなら、みっちゃんをヌッ殺して、私も死ぬですぅ!」 「わ、解っ……責任……取るか……止め……」 その台詞を引き出して漸く、翠星石の動きが止まった。 みっちゃんは、ベッドの下に落ちていた眼鏡を拾って掛け直すと、翠星石を見詰めた。 相も変わらず、寝惚けた感じの冴えない顔をしているが、眼光は鋭い。 「まあ、落ち着きなさい。なにか誤解があるようだけど」 「誤解? よくも、ヌケヌケと――」 「だーかーらー、気色ばむ前に、なんで怒っているのか教えなさいってば」 「そんなの……私の格好を見て、解んねぇですかっ!」 「…………おーおー、瑞々しくて綺麗なお肌ねえ。 もしかして、見せ付けてる? ねえ、若さを見せ付けてるのぉ?」 みっちゃんは、シーツで胸元を隠しただけの翠星石を、矯めつ眇めつ眺め回し、 時折「おっ! 良いアングル」と独り言を呟いて、 頚に下げていたデジカメのシャッターを切った。 さらし者にされる翠星石は、堪ったものではない。 「ふっ……ふざけんなですぅっ! 私は見世物じゃねえですよっ! こっち見んなですぅっ!」 顔を真っ赤にして、怒りに肩を震わせる翠星石。 しかし、みっちゃんは焦らず騒がず身悶えず。 「いやいやいや……ミロのヴィーナスと、サモトラケのニケを足して2で割れば、 こんな感じになるかしらぁってね。うん、いいね。すっごく芸術的よ」 なんて戯けたコトを、さらりと真顔で言うものだから、 翠星石の気勢は削がれてしまった。 「……や、やめるです……もう撮るなですぅ」 「むふふふ……良いではないか、良いではないか」 「っ! こぉんの、わからんちんがぁっ!」 遂に我慢の限界を超えた翠星石が、側に転がっていたワインの空き瓶を掴んで、 みっちゃんを殴りつけようとした矢先、いきなりドアが激しくノックされた。 ビク~ン! と、二人揃って、身体を震わせる。 一体、誰が来たのだろうか? みっちゃんがドア越しに問い質すと、雛苺の上擦った声が返ってきた。 「みっちゃん、大変なのっ! 翠ちゃんが行方不明なのよーっ」 「はあ? 翠星石ちゃんなら、あたしの部屋に居るわよ。ちょっと待って」 「っ?! ま、待つです、みっちゃん! 今、ドアを開けたら……」 翠星石の制止も僅かに遅く、みっちゃんは何も考えていない様子で扉を開いた。 雛苺は、今にも泣き出しそうな顔で、室内に飛び込んできた。 しかし―― 「もぉっ! 翠ちゃんってば、起きてみたら居なくなってるんだもの。 ヒナ、本気で心配し…………たの……よ?」 ベッドの上で、シーツを胸に抱え込んでいる翠星石を見るや、 雛苺は眼を真ん丸くして、表情を凍り付かせてしまった。 「あ、あ……あのあの……ヒナ、ちっとも知らなくって…… ……ご、ごめんなさいなのっ!」 踵を返すや、脱兎の如くドアに向かう雛苺。 明らかに、この状況を誤解している。 だが、雛苺がドアに辿り着く寸前、みっちゃんが立ちはだかった。 「ちょぉっと待ったあ♪」 「うよっ?!」 「んふふふふっ。ヒミツを知った者を、黙って逃がすとでも思ってるぅ?」 「あ……ああ…………あう……あうう」 「この際だから、ヒナちゃんも手込めにしてあげるわあ!」 「び、びゃああぁ――っ!?」 みっちゃんに背を向け、雛苺は号泣一直線の顔で翠星石に縋りついた。 翠星石は、雛苺を背後に匿い、みっちゃんをキッ! と睨みつけた。 「みっちゃんっ! 悪ふざけは、もう止めるですっ」 「あぁん。そんな怖い顔しないでよお。ちょっとしたジョークだってば」 「う、うゆー?」 冗談と言われて、雛苺も翠星石の肩越しに、恐る恐る顔を覗かせた。 みっちゃんは腕組みして「やれやれ……」と苦笑を洩らす。 「それじゃあ、全ての真相を語って聴かせるから、ちゃんと理解してね。 まず、事の発端は昨夜……かくかくしかじか、ぬるぽぬるぽ――」 と、さながら大学の講義みたいに、みっちゃんは説明を始めた。 翠星石も雛苺も、それで漸く、現状が旅先のアバンチュールだったと納得した。 ホテルをチェックアウトして、三人は空港までタクシーで向かおうとしたものの、 市街地で渋滞に捕まり、やむを得ず、列車での移動に切り替えた。 大きな荷物を携えての列車移動は、少しばかり億劫である。 駅のホームで列車を待つ翠星石と雛苺の顔にも、如実に疲れの色が見えた。 みっちゃんの大きなスーツケースを運ばされているのだから、当然だろう。 けれど、翠星石の浮かない表情の理由は、疲労ばかりではなかった。 折角、遙々と遠い国まで来たのに、目的を遂げられなかった。 その事が、なんとも悔しくて、心残りだったのだ。 (蒼星石…………せめて、ひと目だけでも会いたかったですぅ) 重い溜息を、ひとつ吐く。 やるせない気持ちで運命の皮肉を呪いながら、翠星石は後ろ髪を引かれる思いで、 みっちゃんの後ろに続いて、ホームに滑り込んできた列車に乗り込んだ。 ドア付近の二人掛けのシートが空いていたので、雛苺とみっちゃんが座り、 翠星石は吊革を握り締めつつ、車窓を流れ行く景色をつまらなそうに眺めていた。 (あと二ヶ月ほどで、夏休みです。 その頃には、絶対に……会いたい……ですよ) もう、離ればなれはイヤだった。 妄想にうなされ、悶々と眠れぬ夜を過ごすのは、もうたくさんだった。 列車が徐に速度を落とし、幾つ目かの駅に停車した。 あと僅かで空港のターミナル駅に着く。もう少しで、この国ともお別れ。 ちょっとだけ感傷的な気持ちになって、翠星石は何気なく、対向ホームに目を転じた。 向こうのホームにも、ちょうど車両が停車するところだった。 何気なく…………本当に、何の気なしに眼を向けただけだった。 そこに、偶然を期待していた訳ではなかった。 それなのに―― 対向列車の陽光に煌めく窓ガラス越しに、ショートカットにした栗色の髪を捉えて、 翠星石の心臓が、ドキン! と一拍した。 こちらに背を向けてシートに座っているので、当然、顔は見えない。 けれど、翠星石は確信していた。 あれは、間違いなく彼女だ……と。 翠星石は、みっちゃんと雛苺を両脇に押し退け、窓を引き上げた。 そして、車窓から僅かにアタマを出して、声を限りに、彼女の名を呼んだ。 「蒼星石ぃ――――っ!」 一度目では、気付いてもらえなかった。 二度目に叫んだとき、彼女はキョロキョロと周りを見回した。 そして―― 「蒼星石っ! こっち! こっちですぅ!」 三度目正直で、蒼星石は振り返ってくれた。 最も見たかった満面の笑みを浮かべて、車窓を開いてくれた。 ずっと聞きたいと願っていた声で、ハッキリと応えてくれた。 「姉さんっ!」 「蒼星石っ!」 やっと会えた。 それだけで、翠星石は胸が一杯になって、何も言えなくなってしまった。 嬉しすぎて、アタマが真っ白になって、言葉が浮かんでこなかった。 本当は、もっと色々と話したかったのに。 本当は、もっと触れ合いたかったのに。 いざとなったら、何も話せないだなんて―― 目に涙を浮かべ、唇を戦慄かせるだけの翠星石に向けて、蒼星石が話しかけてきた。 「会えて嬉しいよ、姉さん。調査が早く済んだから、大急ぎで戻ってきたんだ。 なんとなく、間に合うんじゃないかって……予感してたんだよ」 美しい緋翠の瞳で、真っ直ぐに自分を見つめてくれる蒼星石。 翠星石は窓から飛び降りて、今すぐ抱き付きたい衝動に駆られた。 二人の距離は、ほんの数メートル。三、四歩で辿り着ける。 でも、それは出来ない。二人は、お互いの居るべき場所へ帰らねばならないのだ。 ぽろぽろと涙を流す翠星石の背後で、列車の扉が閉まる音がした。 がくん……と揺れて、列車が走り始める。 そして、蒼星石の乗る列車も、徐に走り始めた。 ――互い違いの方角へ。 離れていく。 引き離されていく。 蒼星石は、遠ざかる翠星石に向かって、思いっ切り叫んだ。 「帰るから! 夏休みになったら、ボクは、きっと帰るからね!」 翠星石も、負けじと声を張り上げる。 「待ってるですっ! ずっと待ってるから、必ず帰ってきやがれですぅっ!」 遠ざかる声……遠ざかる姿……。 でも、やっと会えた。 今にも途切れそうだったココロの絆が、再び、しっかりと結びついてくれた。 翠星石は、それが何より嬉しかった。言葉にできない程に、喜ばしかった。 お互いの姿が見えなくなっても、車窓から顔を覗かせたままの翠星石。 そんな彼女の身体を、みっちゃんの両腕が、優しく車内に引き戻した。 「危ないよ。でも……よかったね。最後の最後に、妹さんと出会えて」 「ホントに、めでたしめでたしなの。ヒナも、ホッとしたのよー」 二人の温かさに触れて、翠星石の泣き濡れた頬に、また大粒の涙が零れだす。 翠星石は、みっちゃんの胸に縋りついて、静かに嗚咽した。 そんな彼女の背中を、みっちゃんはポンポンと叩いて…… 「ねえ、これ見て」 頸に下げていたデジカメを、翠星石に見せた。 小さな液晶ディスプレイの中には、眩しい笑顔の蒼星石が居た。 「さっき、脊髄反射で撮っちゃったのよねえ。 帰ったら、画像をプリントアウトしてあげるから、そんなに悲しまないで」 「うよー。流石はみっちゃんなの。シャッターチャンスは逃さないのねー」 「まあねえ~」 「みっちゃん……ありがとです。私、モーレツに感激してるですぅっ!」 翠星石は泣き笑いながら、デジカメを持つみっちゃんの手を両手で包み込むと、 感謝の気持ちを込めて、ぎゅっと握り締めた。 その弾みで、ボタンを押してしまったのだろう。 ディスプレイに映っていた画像が、二つ三つ移り変わり―― 「なっ?! なんです、これはっ!」 やおら、ビックリ仰天。翠星石は涙を引っ込めて、双眸を一杯に見開いた。 彼女の驚愕ぶりを訝しんだ雛苺が、デジカメのディスプレイを覗き込むと…… そこには、酔った勢いでストリップ紛いの痴態を演じる翠星石の姿が。 「うよーっ!? や、やっぱりヒナの勘違いじゃなかったのっ。 翠ちゃんと、みっちゃんは……なのねー!」 「ちっ、違ぇですよ、おバカ苺っ! おバカな想像すんなです。 こんな画像は、いますぐ消去してやるですぅ!」 「だだ、ダメぇっ! こんなお宝画像を消すなんて勿体ないでしょぉ!」 ひょんな事から勃発した大騒動で、車内に喧噪が広がる。 他の乗客たちが、うるさい外人が居るなと眉を顰める中で、 三人の諍いは空港に着くまで続くのだった。 そして、季節は心躍らす夏へと移ろいゆく――
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通算の訪問者 : - 今日の訪問者 : - 昨日の訪問者 : - М 選手採点保存リンク ├ 239期まで ├ 選手採点240期~249期 ├ 選手採点250期~259期 ├ 選手採点260期~269期 └ 選手採点270期~279期 第273期選手採点 ~野手~ 選手名 評価ランク コメント 夢野まりあ 強打の一番打者として大活躍。守備面での貢献もかなりのもの。 ふじさんっ 打線のつなぎ役として貢献。俊足を生かした外野守備も良かった。 デュラン 3割30本達成。欲を言えばもう少し守備を向上させたいか。 長瀬楓 移籍一年目から大活躍。セカンドの守備も無難にこなした。 星龍介 十分な活躍だが、能力的にはもう少し上の成績を出せるはず。来期に期待したい。 PANDA パリーグでも3割近い打率を記録。犠打数も評価したい。 御坂弟 盗塁が下手なのは結構な痛手。若手としては打撃はある程度評価できる。 ハンス 打撃、守備ともにいまひとつ。来期投手に転生予定。 天戯弥勒 打撃が物足りない。俊足もサードの守備では生かされなかった。 ~投手~ 選手名 評価点 コメント ギー太 一年目はプロの洗礼を受けた。素材は良いので成長に期待したい。 樹多村偽改 こちらも苦いデビュー。これからに期待。 シーツ 被本塁打数が31本と多く、終始不安定だった。 マルチネス シーズンを通して安定していた。変化球のキレ味は素晴らしい。 NO-LIAN 20勝を記録し、飛躍のシーズンとなった。来期はもう少し防御率を良化させたい。 南田 中継ぎで11勝を挙げるなどタフネスぶりを見せつけた。 レントン 若手としては十分満足のいく成績。負け運を除去すれば成績はさらに上がるだろう。 HERAT 164回を投げ抜きフル回転。防御率も良く、来期も期待がかかる。 K.Sasaki 今期は若干不安定だった。来期は持ち直してくれるだろう。 最終更新日時:2010年02月04日20時39分20秒 編集者:雷神
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884 名前: ◆YUIUIpqdpc [sage] 投稿日:2011/04/16(土) 12 12 43.88 ID YTv7Ak5N0 唯「あー、(体が)汚れちゃった」 憂「じゃあお風呂入ろう。私が洗ってあげるよ」 唯「うん!」 唯「洗いっこって楽しいねー」 憂「だねー」 憂「(……どうしてこうなった! どうしてこうなった!)」 憂「(私は洗ってあげるだけのつもりだったのに、お姉ちゃんがお湯を掛けてきたから洗いっこすることに)」 憂「(それ何て妄想!?)」 憂「(いや現実なんだけど)」 唯「ねえういー」 憂「どうしたの?」 唯「前も洗ってあげる!」 憂「いいよ私h唯「ほらほらー」 ゴシゴシゴシゴシ 憂「(あ……れ……)」 憂「(この心の底から出てくるもやもやとしたものって……)」 憂「(何だろう……)」 コロリンッ 憂「(あ!タオルにくるんでた石鹸が落ちた!)」 憂「お姉ちゃん石鹸……」 唯「え? どこどk」 ガッ ツルリッ 唯「(やっば……)」 憂「(お姉ちゃん危な……)」 パシッ 憂「(良かった、受け止められt)」 憂「(おおおお!? 顔近い! 顔近いよお姉ちゃん!)」 ※近さのイメージ(下図の半分ほどとお考えください) { / .. -――‐- .. .. -――- .. . . ' ´ _ _ `丶、ヾー--‐ ´ `丶/ / ` \\ ン'´ , \ァ┬- / } \ 、 ヽ/ // } ヽ i ヽ \ヘ / / i \ ヽ ヽ / / ' / } |i ! ヽム ∧ | i \ ヽ '; / /´ l ハ l | V ./ ヽハ ト、 ヾー-ヽ } . . |/ / l / ` | l i | にニニl ;ヘ ヽ 丶 _\ Vヽ . . レ' V ヽ // | l i | l/ ` \ ,ィ'"¨ } . .ノz=ミ、 ,ィ'ミヽ j/イ / l ' l ヾ ヽ しィハヾ l // . . / V ! ヽ . ,ィ''⌒` } ゝz'フノ/ / /´ . . ./ |人 \ _ヽ.___ . -‐ ハ ー- 、 /イ/ /}. . . . . . .∧ l \ `丶、 { ノ /,人 、 ;ノ _. -"――く/ ̄`\ . l / ̄¨''ー- _ } `¨ /{´ \ ` / 7´ ヽ . . .|' _. -―- 、 ¨''=ニ_ ヽ `ニ≧ァ'" -―‐{ i∧. ノ/ ` ー- _ ¨''‐-ヽ 丶._ノ-一' ヽ | / /  ̄ ̄ `丶、__ 人ノ | . ; /  ̄¨''ー――- 、_ / \__ノ/ ! ;ィ''Tヾ `丶、_ ヽ }Y' | | } ¨ア} ヽ ノ ノ ノ { { _ /` \ ヽ ヽ ヽ \ ヾ´ー ¨ヾー- _ / 丶\ __ ヽ } `'' .__ / ` T'¨(___)- 、_ }メr―┐ ¨''ー- _ /ー- `'^{、ヽ.___,/ └一'、 i  ̄¨''ー一'| {` ー―へ \ ノ | 唯「……あ、ありがとううい」 バッ 唯「!?」 憂「私してないから! まだ何もしてないから!」 唯「え、何? どういうことな……」 唯「」←言わんとしていることを顔の近さで理解した 唯「……ごめんね」 憂「お姉ちゃん……」 唯「……」 憂「……」 憂「(どうしてこうなった……)」 憂「(禍福は糾える縄の如しってこのことなのか……)」 憂「(いやいやいや!)」 憂「(「人間(じんかん)万事塞翁が馬とも言うし!)」←同じ意味です 憂「(でもこの状況……早く何とかしないと……)」 唯「憂」 憂「…なーに?」 唯「歯も磨いたし寝るから」 憂「そうだね!」 憂「(……ごめんね)」 憂「(お姉ちゃんが部屋に入ってから1時間)」 憂「ギター……いやギー太も弾いてないようだし」 憂「(寝てるかな?)」 憂「(そーっとそーっと……)」 ガチャッ 憂「(あ、ちゃんとベッドにいる)」 憂「(抜き足差し足忍び足)」 憂「(シーツ(掛け布団の方)をめくって……)」 憂「(滑りこむ!)」 唯「うい……?」 憂「(え、もう起きたの!?)」 憂「(ここは気配を消して耐えるしか……)」 唯「やっぱりういだー」 憂「(なん……だと……)」 唯「……ごめんね、うい」 憂「(え?)」 唯「憂は私が転んで頭を打ちそうになったのを助けてくれたんだよね」 唯「本当はどこも怒るところなんてないけど」 唯「その時憂が何を考えていたか分かっちゃった」 憂「(ごめんなさいごめんなさい)」 唯「憂……私のこと、好きだったんだね……」 ビッ 唯「?」 憂「(うわああああなにやってるの私!)」 憂「(続きが聞きたくないからってシーツ引っ張ってくるまろうとするとか!)」 憂「(逃げちゃダメだ逃げちゃd)」 唯「でも、私も好きだよ」 憂「(……え?)」 唯「う い の こ と が」 憂「(おっ……)」 憂「お ね え ち ゃ~~ん!!」 憂「ひくっ、うぐ……」 唯「泣かなくていいんだよういー」 唯「あったかあったか……」 ガバッ 憂「(あ……朝だ……)」 憂「(そっか、あのまま寝ちゃったんだ……)」 スウッ 憂「(……え?)」 憂「な ん で は だ か な の?」 憂「そう言えばお姉ちゃんは!?」 バッ 憂「はだかだ……」 唯「おはよーういー……どうしたの?」 憂「ど う し て こ う な っ た!」 唯「!?」 おしまい 感想をどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る どwうwしwてwこwなwっwたw!w -- (名無しさん) 2011-04-24 20 15 23 最後wwwwww 二人には幸せな新婚生活を送ってほしい。 -- (名無しさん) 2011-04-24 01 12 14
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~ルーフトップ~ 久「和と須賀君、遅いわね」 まこ「急に練習場所を変えるからじゃろ」 咲「そうですよ部長。朝九時前に電話されても」 優希「咲ちゃん半分迷子になってたもんな!」 咲「片岡さんそれは言わないでって……!」 まこ「京太郎の言っとった咲の迷子癖じゃの」 久「あはは。んんっ。それにしても遅すぎよ。二人は部活用のラインを飛ばしたのに既読にもなってないなんて」 まこ「案外二人仲良く部室で練習しとるかもの」 久「あら。それならベッドのシーツを変えないとかしら」 優希「???」 咲「いくら京ちゃんが大きい胸が好きでも、そんなことはしないと思うんですけど……」 優希「――あ、そういうことか! 分かりづらい言い方しないでほしいじぇ。 でものどちゃんならそんな心配はいらないと思うじょ。馬鹿真面目だしなー。犬もヘタレ犬だしな!」 アハハハハ ~部室~ 和「どうしましょうか、これ」 京太郎「さすがにマズイよなぁ。和の愛液でぐっしょぐしょだ」 和「違います! きょ、須賀君のせ、精液のせいですっ!」 京太郎「あー。でも中は溢れてたしな……。和とこうなれるなんて思ってなかったからコンドームも用意してなかったし」 和「だからって顔と胸にかけすぎです! 最初だって外に出そうとしますしっ」 京太郎「それは、さすがにマズイと思ったんだよ」 和「避妊具無しで挿入した時点で妊娠確率は大差ないんですよ?」 京太郎「だからってだいしゅきホールドされるとは。あれのせいでますます興奮したんだぞ」 和「べ、別にいいじゃないですか。す……好きなんですからっ。それに」 責 任 は と っ て く れ る ん で す よ ね ? パ パ ♪ もいっこカンッ
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まなつのざんぞう【登録タグ takamatt ま 曲 鏡音リン】 作詞:takamatt 作曲:takamatt 編曲:takamatt 唄:鏡音リン 曲紹介 もう夏は終わっちゃいましたね。。。(作者コメより転載) マスタリングをかごめPが手掛ける。 『DQN STYLE2』収録曲。 歌詞 (動画より書き起こし) ニューロン 轟音 窓際のクロトン 想像 衝動 これは真夏の残像 靴底溶かすアスファルト 手汗まみれの煙草の空き箱 握りしめどうか打ち消そうとする 耳の奥巡るテープエコー 虹色に光るコールタール 目と鼻の間突き刺す 幻想の中こだまする子供の声 朦朧とする意識の目覚め ニューロン 轟音 窓際のクロトン 想像 衝動 これは真夏の残像 か細い 頼りない 奇跡のゴールを きっと ずっと 目指すのだろう ※ 何度同じ時間(とき)を繰り返して 夢はまだ遥か虚で それでもまだ立ち上がり歩く 道無き道 どこまでもついてくる影法師 宵闇の中置き去りに それでもまだ止まらずに歩く 道無き道 書き換えたROMのようなチート 蔓延る異形に食われそう 空を覆うハイドロカーボン 当事者は罪人意識の欠如 画面の向こうのインシデント 疑わしくなるこのイノセント モラルも燃やす地獄の業火 所詮焼かれる定めなのだろうか 羨望 迎合 理由のない破壊行動 啓蒙 信仰 高尚極マレリ思想 正当?陰謀?エゴとエコの折衝 いつも善と惡は 背中合わせだろう ※くりかえし (間奏) 濡れたシーツと張り付くTシャツ リフレインする後悔と不快感 半分残ったロキソニン 埃まみれで佇むラプソディ 時代が許さぬバックラッシュ 掴むべき明日へ今猛ダッシュ いつかまた笑うため そうさ君を迎えに行く 感情 干渉 希望への逆行 想像 衝動 これは真夏の残像 か細い 頼りない 奇跡のゴールに きっと いつか 辿り着くだろう ※くりかえし コメント めっちゃ大好き!!! -- 名無しさん (2015-07-05 00 23 39) 名前 コメント
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おぼれるまーめいど【登録タグ お つきふみ とある中間管理職 初音ミク 曲】 作詞:つきふみ 作曲:とある中間管理職 編曲:とある中間管理職 唄:初音ミク 曲紹介 心なんて 言葉にすれば泡のよう 壊れてしまうの だから声を奪って(動画説明文より引用) 歌詞 (ピアプロより転載) 【0 11】 心なんて 言葉にすれば泡のよう 壊れてしまうの だから声を奪って 人魚姫 キスで黙って 【0 33】 薔薇 散らすような 失恋 また繰り返しては 失望 呪いを解くには 「真実の愛」 探して 求めて 傷つけ合って 愛かも欲かも 解らずに 漂ってる 指先 痛くない Ah… 【0 54】 軽薄な告白に 無垢な約束を 疑(うたぐ)っても 繰り返し 一人ぼっちで 溺れるマーメイド 【1 10】 悲しいくらいに奏でた言葉 形も残さず消え去るのなら ハートの奥まで刻むほどの 「くちづけを…」 【1 20】 童話のように 恋焦がれる夜を 真珠のバスタブに 真紅のお花を 浮かべたら 溺れましょう この海の底 Darling 【1 43】 心なんて 言葉にすれば泡のよう 壊れてしまうの だから声を奪って 人魚姫 キスで黙って 抱いて 【2 21】 朝日が昇れば 喪失 また信じた言葉 消失 魔法が解ければ 真実は無い 言い訳ばかりが 上手になって 強がり 怖がり 嘘ばかり 彷徨ってる 口先 ほどけない Ah… 【2 42】 駆け引きも絡繰りも 恋に空回り 絡まってる 赤い糸 悲劇ごっこに 溺れるマーメイド 【2 57】 本気の言葉も綺麗な嘘も 伸ばした両手で触(さわ)れないから ハートのカタチも溶かすほどの 「くちづけを…」 【3 08】 都会に咲いた この珊瑚の森の シーツの檻の奥 捕えた眠れる王子様 溺れましょう 揺り籠の海 Darling 【3 31】 心なんて 言葉にすれば泡のよう 壊れてしまうの だけど好きよ解って 人魚姫 泡に変わって泣いて コメント ページ作成してみました。問題ありましたら、修正お願いします。 -- 名無しさん (2017-07-29 08 43 39) 名前 コメント